
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
- 作者: 津田 大介
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 新書
日本のTwitter黎明期からずっと使い続けてきた著者が、メディアジャーナリスト?として、Twitterを真面目に分かりやすく解説した良書。
これからツイッターを始めようと考えている人も、既に使っているよ!っという人も是非読んでいただきたい一冊。
私自身、半年ぐらい前にツイッターを始めたばかりの、正真正銘の新参者なので、著者である津田大介氏のことは、最近までよく知らなかった。ケツダンポトフのUSTによく出てくる金髪のお兄ちゃんぐらいにしか思ってなかったのだ(笑)。
著者が出演しているUST番組を何度かは意見するたびに、しっかりと自身の意見を持ち、真面目な内容の話をする割には、面白く非常に分かり易いという印象を持った。そんな著者に興味を持ち、しかも本書の評判も上々だったので、今更ながらだが本書を手に取ってみた。
内容紹介(出版社より引用)
ツイッターとはいったい何なのか?
「2013年には10億人のユーザーを獲得する世界初のウェブサービスとなる。
そのときツイッターは地球の鼓動となり、神経系となるだろう――。」
オバマ大統領をはじめとして各界著名人や各種公的機関、
マスメディアや大企業がこぞって使い、
全世界で爆発的にユーザーを増やし続けているツイッター。
今、何が起こっているのか?これからどうなるのか?
いち早くツイッターを使いこなし、「tsudaる」の語源ともなった著者が、
そのインパクトを読み解く!
実際に本書を読んでみると、非常に読みやすいという印象を持った。内容が充実しているのは確かだが、文章の書き方が丁寧なのである。そのお陰で最後までストレス無く読むことができる。
津田氏の本業がジャーナリストということもあって、ツイッターが政治・時事に深く関わった歴史的なトピックの話に多くのページが割かれている。これは、海外(四川省の大地震、ハドソン川への旅客機墜落、オバマ大統領etc)・国内(秋葉原連続殺傷事件、公職選挙法etc)とも同じぐらいの分量で紹介されており、最近の話題でもあるので、興味深く読むことができるだろう。
英国王室ファミリーでは、公式のアカウントを取っていたり、英国で公務員?がツイッターをするときの指南書(有志で日本語訳されている人がいる)を公表していたりとか…。へぇ〜!と思うこと色々。
気になるビジネスについてのお話は少なめであった。日本での事例紹介はほとんど無く、海外の事例(JetBlue Airwaysなど)のみ。しかし、それはそれで興味深い内容ではあった。
最終章では、勝間和代さんとの対談が綴られている。同じITリテラシーの高い者同士が、それを踏まえつつツイッターの将来性やビジネス活用術について触れている。内容自体は、それほど深くはないのだが、問題提起している話題自体は非常に興味深く指摘も鋭い。ただ、友人の広瀬香美さんを(愛しくも)困ったちゃん的にお相手してあげているところが、読んでいて微笑ましかった。
本書は、あとがきまでしっかりと書いてくれているので、最後まで楽しむことができる。技術的な内容ではないが、リアルタイム検索にまで言及している。
※Twitterのリアルタイム検索は、応答内容というより挙動が変わるなどの内部設計的にも過渡期?であるような印象を受ける。しかし、リアルタイム検索の可能性は十分に感じている。
そらのさん(@ksorano)のツイートなどで、津田氏(@tsuda)をベタ褒めしているシーンをよく見かけるが、そらのさんが尊敬する(惚れる?)のも無理はないと本書を読んで思った(笑)。
目次(出版社より引用)
第一章 ツイッターとは何か?
1 ツイッターで今、何が起きているのか?
2 ツイッターとは何か?
第二章 筆者のツイッター活用術
1 筆者のツイッター個人史
2 「tsudaる」技術
第三章 社会に広がるツイッター・インパクト
1 ツイッターとジャーナリズム
2 ツイッターと政治
3 ツイッターとビジネス
スペシャル対談 勝間和代×津田大介
つぶやく力 ―ツイッターの可能性を探る
おわりに
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